結婚式にご招待を受けたら、いろいろと準備が必要ですね。ご祝儀を包む、ご祝儀袋もその一つです。最近はカジュアルウェディングも増え、ご祝儀袋もデザイン性のあるおしゃれなものがたくさん!おめでたい結婚式のためのご祝儀袋には、いろいろと華やかな飾りがついていますが、それぞれにどんな意味があるのか意外と知らないこともありますよね。
のしとは、ご祝儀袋の右上についている飾りで、もともとはアワビを薄くのばして乾燥させた「のしあわび」というものを、縁起物として贈答品に添えていたことが由来です。縁起物であるアワビはお祝いの贈り物に添えていたため、ご祝儀袋には必ずのしがついているものを選びます。現在は簡略化された飾りになっています。
水引は袋についている飾り紐で、ご祝儀袋をひと際華やかにしています。この水引の結び方には種類があり、それぞれ意味があります。結婚祝いには「結び切り」もしくは「あわじ結び(あわび結び)」のものがふさわしいです。この結び方は一度結ぶとなかなかほどくのが難しいため、一度きりのお祝いである結婚にふさわしい結び方です。また、両端を引っ張るとさらに固く結ばれるため、「末永く付き合う」という意味が込められています。最近はこれに限らず、デザイン性のある様々な結び方の水引が増えています。カジュアルな結婚式や親しい友人ならデザインを重視して選べますが、そういう場面以外のときには、水引の意味を知っていれば失礼なく選べますね。
結婚式は大切なイベントです。心を込めたふさわしいご祝儀袋を選びましょう!